※本コラムは、医食同源プロテイン監修医・たんぱく質を合成する肝臓の専門医である栗原毅先生の著書『名医が教える「超悪玉コレステロール」を下げる食べ方&暮らし方 』(パワームック)および関連資料を参考に、わかりやすく再構成したものです。
たんぱく質やコレステロールについて、「控えたほうがいい」「摂りすぎは体に悪い」と感じている方は多いのではないでしょうか。
健康診断の数値が気になり、肉や卵を無意識に避けている人も少なくありません。
けれど、その判断が本当に体のためになっているとは限らないのです。
たんぱく質は筋肉や血液、内臓を支える土台となる栄養素であり、不足すると代謝が落ち、脂肪が燃えにくい体になってしまいます。
今回は、「たんぱく質は控えるもの」という誤解を解きながら、肉や卵を上手に取り入れてアルブミン値を保ち、脂肪が燃えやすい体をつくる考え方を解説します。
たんぱく質にデメリットはありません。
体の仕組みを知り、無理のない健康管理を始めましょう。
🟦 たんぱく質は控えるもの という誤解
「肉や卵を食べるとコレステロールが上がる」「たんぱく質は体に負担がかかる」
ーーーそんなイメージから、無意識のうちにたんぱく質を控えている人は少なくありません。
健康のために気をつけているつもりでも、実はその選択が体の働きを弱めていることがあります。
たんぱく質が不足すると筋肉量が減り、基礎代謝が低下します。
その結果、脂肪が燃えにくくなり、中性脂肪もたまりやすい状態に。
まずは「たんぱく質=控えるもの」という誤解を正すことが大切です。
🟦 脂肪が燃える仕組みは 筋肉 と 代謝 にある
運動などの刺激を受けることで、脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、血液を通じて筋肉へ運ばれます。
そして、筋肉細胞の中にあるミトコンドリアでエネルギーとして消費されることで、はじめて脂肪は燃えていきます。
つまり、エネルギー消費の主役は筋肉です。
筋肉量が多いほど基礎代謝は高まり、何もしなくても脂肪を消費しやすい体になります。
中性脂肪を減らす近道は、食事制限よりも筋肉を維持し、代謝を落とさないことにあります。
🟦 筋肉を支えるのは たんぱく質しかない
筋肉は使わなければ衰え、材料がなければ維持できません。
材料となるのが、たんぱく質です。
体の中で筋肉は常に分解と合成を繰り返していますが、食事から十分なたんぱく質が供給されなければ、合成が追いつかず筋肉量は少しずつ減っていきます。
運動だけを頑張っても、たんぱく質が不足していれば筋肉は増えず、代謝も上がりません。
だからこそ、運動とたんぱく質の摂取は必ずセットで考える必要があります。
適切にたんぱく質をとることに、体にとっての明確なデメリットはありません。
むしろ、筋肉と代謝を守るために欠かせない栄養素です。
🟦 アルブミン値が上がると 体は内側から強くなる
(出典:『名医が教える「超悪玉コレステロール」を下げる食べ方&暮らし方 』パワームック)
アルブミンとは、血液中に含まれる代表的なたんぱく質の一つで、全身にアミノ酸を運ぶ重要な役割を担っています。
筋肉はもちろん、血管や皮膚、髪といった体の組織をつくる材料にもなり、健康の土台を支える存在です。
アルブミンが不足すると、免疫力の低下や貧血、筋肉や骨が弱くなるなど、さまざまな不調が現れやすくなります。
反対に、アルブミン値がしっかり保たれていれば筋肉の維持や回復がスムーズになり、代謝の土台も安定します。
たんぱく質を十分に摂取してアルブミン値を上げることは、体を内側から強くし、脂肪が燃えやすい状態を保つためにも欠かせません。
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血中アルブミン の基準値とたんぱく質の必要量
🟦 肉や卵を食べてもコレステロールは問題にならない
(出典:『名医が教える「超悪玉コレステロール」を下げる食べ方&暮らし方 』パワームック)
「肉や卵を食べるとコレステロールが上がるのでは?」と心配する方は多いですが、総コレステロール値が高いこと自体が必ずしも悪いわけではありません。
大切なのは、善玉であるHDLと悪玉と呼ばれるLDLのバランスです。
さらに、体内のコレステロールの多くは肝臓で合成されており、食事から取り込まれる影響は限定的とされています。
そのため、肉や卵を必要以上に避ける必要はありません。
たんぱく質の摂取目安は、体重1kgあたり約1g。
例えば体重60kgの人なら、1日60g程度のたんぱく質が目安になります。
卵なら1日2〜3個、肉や魚を毎食手のひら1枚分ほど取り入れることで、無理なく必要量を満たせます。
安心して肉や卵を食べ、体を支える栄養をしっかり補いましょう。
🟦 まとめ|たんぱく質は制限しなくていい
たんぱく質に、健康を損なうような明確なデメリットはありません。
肉や卵を適切に取り入れることでアルブミン値が支えられ、筋肉を維持しやすくなります。
筋肉が保たれれば基礎代謝は落ちにくく、脂肪も自然と燃えやすい状態に整います。
数値を過度に気にして食事を制限するよりも、体の仕組みに合った栄養をきちんととることが、健康を守る近道です。
食事だけで必要なたんぱく質量を満たすのが難しい日は、プロテインを補助的に活用するのも一つの方法です。
おすすめなのが、医食同源プロテイン。
体にやさしく吸収されやすい設計で、私が監修しました。
たんぱく質の摂取は、毎日コツコツ続けることが大切です。
食事だけに頼らず、体力や免疫を支える選択肢として、プロテインを上手に活用しましょう。