免疫力を支えるアルブミン|健康長寿に欠かせない血中たんぱく質

※本コラムは、医食同源プロテイン監修医・たんぱく質を合成する肝臓の専門医である栗原毅先生と、済陽式食事療法で著名な済陽高穂先生の共著『がんに勝つ食事:免疫力を高めて「予防する」「治す」最上の食べ方 』(河出書房新社)および関連資料を参考に、わかりやすく再構成したものです。


年齢とともに疲れやすくなったり、免疫力の低下を感じたりすることはありませんか。
実はその背景には、体内の「アルブミン」という血中たんぱく質の不足が関係している場合があります。

アルブミンは栄養状態や免疫力を示す重要な指標で、体力維持にも欠かせない成分です。
しかし高齢になるほど食事量が減り、必要なたんぱく質を十分にとれないことが増えていきます。

今回は、アルブミンのはたらきや不足のリスク、食事での補い方とプロテイン活用のポイントについて解説します。
免疫力と体力を守るために、今日からできる対策を知っておきましょう。

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🟦 免疫力維持に欠かせないアルブミンとは?

アルブミンは血液中に多く含まれるたんぱく質で、体の栄養状態や免疫力を反映する重要な指標です。
体内の水分調整や、ホルモン・薬剤の運搬にも関わり、健康維持に欠かせない役割を担っています。
加齢や食事量の低下によって不足しやすいため、日頃から意識して保つことが大切です。

🔹栄養状態を示す「元気指数」として注目される理由

アルブミンとは、血液中に最も多く含まれるたんぱく質の一種です。
血漿たんぱくの約6割を占め、体内のたんぱく質代謝や栄養状態を反映します。
アルブミン値が低下すると、体力の低下や免疫力の低下につながりやすく、栗原医師は健康状態の指標として重視しています。

アルブミンは肝臓で合成され、アミノ酸を材料に毎日6〜12gほどつくられています。
材料となるアミノ酸が不足すると、十分な量を合成できなくなり栄養低下のサインとして表れます。
栗原医師はこのアルブミンを「元気指数」と呼び、健康の土台となる値として注目しています。

🔹がん予防・健康長寿とアルブミンの関係

がんの予防や治療において、免疫力の維持は欠かせません。
免疫細胞が正常に働くためには、材料となるたんぱく質が十分に確保されている必要があります。
アルブミン値が適切に保たれていることは、体力維持と免疫機能を支えるうえで重要です。

特に高齢者では、加齢とともに食事量が減り、たんぱく質摂取不足が起こりやすくなります。
アルブミンが不足すると筋肉量の減少や免疫低下につながり、感染症やがんの発症リスクにも影響します。
健康長寿を実現するためには、日々の食習慣を通じてアルブミン値を意識することが大切です。

🟦 アルブミンはどこで作られる?原料はアミノ酸

アルブミンは、体内で自然に作られるたんぱく質ですが、その材料と合成の場は決まっています。
食事から摂ったたんぱく質がアミノ酸として吸収され、肝臓でアルブミンへと再合成されます。
材料となるアミノ酸が不足したり、肝機能が低下したりすると、アルブミン値は下がりやすくなります。
日々の食事と肝臓の健康が、この値に直結するのです。

🔹肝臓で合成される血中たんぱく質

アルブミンは血液中に最も多く存在するたんぱく質で、肝臓で合成されています
食事から摂ったたんぱく質は消化の過程でアミノ酸に分解され、そのアミノ酸が原料となり肝臓で再びアルブミンとして作られます。
合成されたアルブミンは血液中に送り出され、全身の組織で利用されます。
そのため、材料不足や肝機能の低下があるとアルブミンの合成量は減少し、血中濃度が低下します。
これは栄養状態の悪化や免疫力低下のサインと考えられ、健康管理において重要な指標です。
特に高齢者では肝臓の機能や食事量の低下により、値が下がりやすい点に注意が必要です。

🔹動物性たんぱく質の摂取が重要な理由

アルブミンを維持するためには、その原料となるアミノ酸を確保することが必要です。
肉や卵などの動物性たんぱく質は必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収率も高いため、アルブミン合成にとって効率の良い食材といえます。
植物性たんぱく質のみではアミノ酸の種類が不足しやすく、十分な量を確保するには多くの食品を組み合わせる必要があります。
食事量が落ちやすい高齢者ほど、少量で質の高いたんぱく質を摂れる動物性食品が役立ちます。
毎日の食事で肉、卵、魚を適度に取り入れることが、アルブミン値を維持し免疫力低下を防ぐポイントになります。

🟦 不足すると免疫力が低下しやすい

アルブミン値の低下は、単にたんぱく質が不足しているというだけではありません。
体力低下や免疫力の低下につながり、病気のリスクが高まる重要なサインです。
特に高齢者は食事量の減少や肝機能の衰えにより不足しやすいため、日頃から注意が必要です。

🔹低アルブミン状態が招くリスク

アルブミンが不足した状態は「低アルブミン血症」と呼ばれ、免疫力や体力の低下を招く原因となります。

アルブミン不足(低アルブミン血症)は、次のような影響を招きます。

・免疫力の低下(感染症にかかりやすくなる
・体力低下・疲れやすさ
・むくみ・炎症が起こりやすい
・老廃物の排出がうまくできない
・筋肉量の減少(サルコペニアの要因
・ケガや手術後の回復が遅れる
・活動量低下で生活の質が下がる

特に高齢者は、食事量低下、肝機能の衰えにより不足しやすいため注意が必要です。
血液検査でアルブミン値を確認し、たんぱく質摂取や食生活の見直しが重要です。

🟦 食事だけで補いきれない日はプロテイン

アルブミンを維持するには、日々の食事から十分なたんぱく質を摂ることが基本です。
しかし、加齢とともに食欲や消化機能が低下して「必要量を食べきれない」という課題が出てきます。
体力が落ちると準備や調理そのものが負担になることもあり、知らないうちに慢性的なたんぱく質不足に陥る可能性が誰にでもあります。

🔹高齢者がたんぱく質不足に陥りやすい背景

高齢者は、食欲の低下咀嚼・嚥下機能の低下により、十分な量の肉や卵を摂ることが難しくなります。
また「脂っこいものは控えたい」「胃がもたれる」といった理由から動物性食品を避けがちです。
外出頻度の減少や調理の負担も重なり、気づかないうちにアミノ酸の供給量が不足します。
この状態が続くと、アルブミン合成量が減り、免疫力低下や筋肉量減少など体の機能低下につながります。
高齢者ほど、無理なくたんぱく質を補える方法を日常に取り入れる工夫が必要です。

🔹無理なく継続できる補助食品としての活用

「食べなきゃ」と頭では分かっていても、体がついてこない、量を食べきれない——そんな状況は自然なことです。

食事のみで必要なたんぱく質量を確保できない日は、プロテインを上手に取り入れる方法があります。
プロテインは、必要なアミノ酸を効率よく補給でき、調理不要で手軽に摂れる点が特長です。
食欲がない日でも量を調節しやすく、消化吸収に配慮された製品を選べば胃腸の負担も軽減できます。
「食べなければ」と無理をする必要がなく、日々の栄養状態の安定につながります。
継続することでアルブミン値の維持が期待でき、免疫力と体力づくりの心強いサポートになります。

おすすめなのが、医食同源プロテイン
体にやさしく吸収されやすい設計で、栗原医師が監修しました。

毎日コツコツ続けることが大切です。
食事だけに頼らず、体力や免疫を支える選択肢として、プロテインを上手に活用しましょう。

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🟦 まとめ|免疫と体力維持のためにアルブミンを意識しよう

アルブミンは、免疫や体力を支える重要なたんぱく質であり、栄養状態の指標でもあります。
食事量が減りやすい高齢期には不足しやすく、免疫力低下や体力の衰えにつながる可能性があります。

毎日の食事で肉や卵などの良質なたんぱく質を意識してとり、食べきれない日はプロテインを活用することで、無理なくアルブミン値を維持できます。

健康長寿のために、今日から食事内容を見直し、たんぱく質を意識した生活を続けていきましょう。