厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、性別や年齢によって1日のたんぱく質推奨量(g/日)が示されています。これは、たんぱく質が不足して病気にならないための目安量であり、健康維持のためにはさらに多くのたんぱく質を摂ることが望ましいとされています。
男性の場合は、(18歳~64歳「65g」)(65歳以上「60g」)。女性の場合は、(18歳以上「50g」)。
「推奨量」は、ほとんどの人が不足しない量を示していますが、「目標量」は生活習慣病の予防のために現在の日本人が目指すべき摂取量を指します。この策定は運動量・活動量などを考慮すると設定は難しいのですが、特に高齢者については、フレイル予防の観点から推奨量を超える摂取を目指すことが推奨されています。
65歳以下で、標準的な筋肉量であれば、体重1kg当たり1gのたんぱく質量でいいと思います。すなわち、60kgであれば、60gのたんぱく質の摂取で大丈夫です。
2025年度の食事摂取基準に、筋肉量の低下が顕著になる65歳以上は体重1kg当たり1.2g摂取するとサルコペニア、フレイルの予防になる可能性がある、さらに、70歳以上では体重1kg当たり1.6gのたんぱく質を毎日摂ると四肢の筋肉量が維持されたという研究成果も記載されています。
高齢者は筋肉量が減少するにも係わらず食事量が減り、たんぱく質が不足しがちです。肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品を積極的に摂取することが大切になって来ます。しかし、体重1kg当たり1g以上のたんぱく質を摂ることが難しいのが現実でしょう。そこで、「医食同源プロテイン」が出番となります。不足分を補うという考え方です。
足りているのか、足らないのかの判断は難しいと思われますか?
実は簡単なのです。健診などの検査項目のアルブミンの値を確かめて頂けますでしょうか。